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コラム
「建売住宅を買ってよかった」は本当?建売にした決め手と注意点も解説

「建売住宅を選んだ人は、何が決め手だったのだろう?」
「注文住宅を選んで後悔することってあるの?」
「建売住宅を購入した人はどのようなところに満足しているか知りたい!」
マイホームを持ちたいと考えたとき、建売住宅と注文住宅のどちらがよいのか比較したくなりますね。
注文住宅は魅力的ではあるけれど、建売住宅を選ぶとしても大丈夫かな?と思いませんか。
もし、「建売住宅はやめたほうがいい」という口コミなんかを見かけたとしたら、不安にもなるでしょう。
このコラムでは、「建売住宅を買ってよかった」と感じる理由をお伝えしながら、買ってはいけない建売、よい建売を見分けるポイントをご紹介します。
最後までコラムを読んでいただくと、建売住宅を選んだ人たちの決め手が、自分たちの考える住宅取得の理想形と近いのかがわかり、迷わずに購入を進めることができるでしょう。
建売住宅を選んだ人たちの「決め手」を知って、マイホーム購入に役立てたい人はぜひご覧ください。
目次
建売住宅を買ってよかったポイント

建売住宅は資金面でコスパが良かった
下の表は、宮城県で過去10年「フラット35」のローンを申し込んだ方の、土地付き注文住宅と建売住宅それぞれの所要資金額の平均をまとめたものです。
宮城県 | 建売住宅 | 土地付注文住宅 |
2014年 | 2,952万円 | 3,725万円 |
2015年 | 3,089万円 | 3,781万円 |
2016年 | 3,048万円 | 3,891万円 |
2017年 | 3,148万円 | 3,986万円 |
2018年 | 3,229万円 | 3,985万円 |
2019年 | 3,161万円 | 4,119万円 |
2020年 | 3,039万円 | 4,163万円 |
2021年 | 3,206万円 | 4,181万円 |
2022年 | 3,047万円 | 4,615万円 |
2023年 | 2,852万円 | 4,555万円 |
このように建売住宅は、注文住宅と比較して低価格で購入できるようです。
では家にかかる費用が、安く済んだことで何が良かったのでしょうか。
毎月の支払額が大きいと経済的に苦しくなりますね。
育ち盛りの子どもさんがいると、これから増えていく食費や学費、また将来の進学のことを考えなくてはなりません。
そしてご自分たちの「老後」のことや親御さんの介護、また趣味や娯楽などのライフスタイルを充分に楽しむためには、家にかかる負担をできるだけ少なくすることが大切です。
最新の設備や建材が使われていて、住宅の性能も申し分ない新築建売住宅を選んだ方は、この先家のことで悩むことがなくなり、将来のライフステージを考えていけるようになったことが良かったのでしょう。
購入を決めてすぐに住み始めることができた
建売住宅の大きな魅力の一つは、購入から入居までの流れがスムーズであることです。
すでに建築が完了している建売住宅で、気に入った物件を見つけて購入の意思を固めると、住宅ローンの審査などが問題なければ最短1~1ヶ月半で引越しができるでしょう。
建売住宅は、自分たちで一から家をつくる注文住宅とは違って、完成するまでの長い期間を待つ必要がありません。
「子どもが進学する前に引っ越したかった」
「賃貸の更新時期がくる前に転居できる家を探していた」
「急な転勤だったけれどスムーズに住み替えられた」など。
このように短期間で、ストレスなく新生活を始められたことから、「建売住宅にして良かった」と感じる方が多いのでしょう。
土地と建物セットで購入できて手続きが楽だった
建売住宅は、注文住宅と比べて住宅ローンの手続きが簡単というメリットもあります。
土地と建物を同時に購入するので1回のローン申し込みで済み、手続きにかかる費用も一度きりです。
注文住宅の場合は、土地と建物の購入時期が異なる場合も多いので、ローンを別々に契約しなければなりません。手続きにかかる諸費用もそのたびに支払う必要があります。
また建物代金について、工事が進むたびに支払う条件の場合には、一時的な「つなぎ融資」を受けることがほとんどです。
住宅の打ち合わせなどの手間に加えて金融機関に出向く回数も増えるので、何度も平日の都合をつけなければなりません。
建売住宅の場合は、ローンの申し込みと、融資を受ける契約と実行の手続きのみなので、流れがシンプルでわかりやすかったことが「建売にしてよかった」と感じるのでしょう。
家づくりを考える手間が省けた
建売住宅は間取りや仕様が決ってから建築されるので、未完成の状態で購入する場合であっても、家についての打ち合わせがほとんどありません。
注文住宅で必要な土地の購入やハウスメーカー選び、間取りや設備・仕様を決める打合せなどの流れを省くことができます。
仕事も忙しく、育児などに掛かりきりなご家庭では、マイホーム購入に時間をかけることが難しい場合もあるでしょう。
それでも、時間の合間を縫って打合せを重ねたのにあっという間に2~3か月経ってしまい、引越しの目途がたたないようではストレスを抱えそうですね。
住宅購入に時間を割けない方々には、家の打ち合わせに悩みながら多くの時間を費やすよりも、完成している建売住宅を見て回り、好みのものを選んで購入するほうが自分たちとの相性がよいと感じたのでしょう。
実物を見て生活イメージを確認してから決断できた
建売住宅には、実物を見てから購入を決められるメリットがあります。
間取りやデザインはもちろんのこと、設備の使用感や生活動線なども現地で体感できるので、完成形が最後までわからない注文住宅とは異なり、「イメージと違った」感じる心配を減らせます。
内見した物件が好みに合わなければ、満足いく物件に出会うまで比較・検討ができますし、複数の建売住宅をじっくり検討すれば、あとで「むこうの建売にすればよかった…」「注文住宅がよかったかも…」と後悔することも少なくなるでしょう。
細かく打ち合わせをしたりするのが苦手で、完成するまでどんな家になるかが想像できないよりも、できるだけ多くの方に使いやすい間取りが考えられていて、実際に住んだときのイメージが湧きやすい建売住宅を選んだことが良かったのでしょう。
建売にすればよかったと後悔する理由

購入予算をオーバーしてしまった
注文住宅は自分たちの希望で設備や仕様を決めていけるので、予算を気にかけずに設計の打ち合わせを進めると、提案された建築費の見積額に驚いてしまうでしょう。
壁紙や外壁、住宅設備などは種類やグレードが豊富なので、いろいろなものを見ているうちに魅力的に思えてしまい、始めは予定していなかった設備のグレードアップや、オプションを追加してしまいがちです。
注文住宅で予算オーバーとなる理由の一つに、建築費を予算内に戻せないことがあります。
時間をかけて魅力的なものを決めていったので、選んだものを諦める決断がなかなかできません。
さらにもう一つの理由が想定外の費用です。建築中に新たな要望がでて追加をお願いした場合や、あとから判明した地盤補強などで費用が増えてしまうことです。
結果として想定していた予算を超えてしまい、住宅ローンの負担が重くなったことなどから「建売にすればよかった…」と後悔してしまうのでしょう。
決めることや打ち合わせが多く疲れてしまった
注文住宅の打ち合わせでは、ハウスメーカーの意見を聞きながら間取りやデザインそして設備だけでなく、内装や建材の色合いの雰囲気からコンセントの位置まで、自分たちで家の細部を決めていきます。
ほとんどの方が、仕事や家事・育児の合間を見つけて打ち合わせを進めていくので、完成までに1年近くかかることも稀ではありません。
打合せ回数が10回・20回と増えてきてモデルハウスに行けば行くほど、ハウスメーカー担当者の話を聞けば聞くほど今まで気にならなかったこと、たとえば部屋の組み合わせ方や設備のグレードそして内装の雰囲気など、情報がありすぎて頭がついていかなくなるでしょう。
はじめてのマイホーム購入でたくさんの知識がないのに、すべてを自分たちで決めなければならない状況のなか、失敗したくないプレッシャーで疲れてしまうかもしれません。
休日の時間などが打ち合わせに消えていくことがストレスにも感じ、楽しいはずのマイホームづくりが労力に感じてしまったのでしょう。
完成した家に納得できずショックだった
注文住宅は、図面やカタログそしてサンプルなどを見ながら家の形を決めていくので、建物ができあがったときにイメージしていた家とのギャップを感じることがあります。
注文住宅は完成してはじめて実物を見られるので、図面や3Dパースで見た部屋の印象との違いや、カラーサンプルと実際との色合いに差を感じることなど、「こんなはずでは…」という仕上がりになっている可能性がゼロではありません。
はじめてのマイホームを注文住宅で手にしたいと考えた方の多くは、間取りや設備などの自由度と自分たちだけのオリジナリティにこだわりがあります。
そして、費やした時間と費用に釣り合うだけの家の完成度にも期待するでしょう。
長い時間と手間をかけていくほど期待は膨らむので、失敗と感じる部分が見つかったときにはショックを受けやすくなります。
また特にこだわった部分の出来栄えに、満足できなかったときの心のダメージは大きいかもしれません。
これらのことから、「建売でもよかった…」と感じた方もいたのでしょう。
良い土地を見つけることができなかった
注文住宅は土地が無ければ建てられません。
すでに土地を所有している方を除いて、注文住宅では土地探しから始まります。
ところが、希望のエリアで理想的な土地が見つかるとは限りません。条件のよい土地は競争率が高く、費用も高額になりやすいことから手に入れることが難しくなるでしょう。
お目当ての土地がいつまでも見つからないと土地探しに疲れてしまい、「立地」や「周辺の利便性」に妥協してしまうかもしれません。
また土地にはそれぞれ法律の制約があって、場合により希望の建物が設計できないことがありますし、土地の状態によっては住宅を建てるための造成工事や、地盤補強などの想定外の費用がかかることもあります。
住宅を建てはじめる前の段階から時間や手間を費やしたことで、「よい土地を手に入れるまでに時間がかかった」「土地に妥協してしまって希望の住宅ができなかった」と感じたのでしょう。
買ってはいけない建売住宅のポイント

性能の低い建売住宅
住宅の性能とは、耐震性や省エネ性などの建物がもっている基本的な性能のことです。
建売住宅では、建築基準法に基づいて設計されるので一定の性能は満たされているものの、最近ではより性能を高めた住宅に力をいれるビルダーが増えているので、建売住宅が必ずしも性能が低いとはいえません。
2025年4月からは「省エネ基準適合」が義務化されるので、建売住宅の性能もさらに底上げされるでしょう。
住宅の性能は、「省エネ」「耐震」「断熱」などの項目ごとに等級で評価されますので、検討している住宅が取得する性能をチェックすることが大切です。
また等級の高い住宅は価格が上がることも多いのですが、購入後のランニングコストなどが安くなるメリットもあります。
性能の高い住宅は家族の安全・安心に直結しますので、より評価の高い住宅を選んでください。
災害リスクの高いエリアにある建売住宅
物件を選ぶときは、これから暮らす地域の災害リスクを知っておくことも大切です。
もし災害に見舞われてしまったら、家を直すために大きな費用がかかりますし、周辺の不動産価値が下がってしまうかもしれません。
いざというときに、身の回りにはどんなリスクがあるのか。自然災害による土地の危険性を調べましょう。
災害リスクを知るうえで欠かせないのが「ハザードマップ」です。
市町村などが提供するハザードマップを確認することで、検討している地域の災害リスクを知ることができます。
洪水や土砂災害、高潮、津波などの、リスクが高い地域にある建売住宅は避けるようにしましょう。
品質管理ができていない建売住宅
建売住宅は、完成した家を見て検討できることがメリットのひとつですが、建築途中の確認はできないので、適切な工事監理がされていないと不具合などが心配になります。
そのため内見時には、家の仕上がり具合を丁寧に確認してください。
建売住宅では、完成している状態から内部の品質を想像することしかできないからですね。
「床」や「壁紙」のキズ、「ドア」や「窓」の開閉具合、「設備」や「建材」の取り付け方など。とくに、床下や屋根裏の点検口がある場合は、なかを覗いてみましょう。
一概には言えませんが、目に見えるところの仕上がりが気になる場合は、内部も同じ状態と考えてよいでしょう。
もし、かなりお気に入りの物件だったら、同じ会社の建築中現場や、他の完成物件を見てみることもおすすめです。
複数の住宅を見られるとよいですが、工事が満足に感じたら品質の差は少ないでしょう。
建物をみるだけではわからない点もありますが、口コミや評判なども確認して信頼できる会社の住宅であるか判断しましょう。
収納が不足していて使いにくい建売住宅
建売住宅を購入して暮らし始めてから、収納スペースが足りずに苦労されている方も少なくありません。
建売住宅では、限られた敷地のなかに効率よく部屋の配置を設計していきますが、収納スペースが充分に取れていない物件もあります。
収納スペースが不足していると、部屋のなかに収納家具を置くことになるので結果的に空間が狭くなってしまいます。
また、収納の場所が良くないと使い勝手も悪くなるので、ストレスに感じることが多くなりますね。
そのため物件を選ぶときには、必要な収納の場所や広さを想定しておくことが大切になってくるでしょう。
また、間取り図だけでは実際の収納量がわからないので、現地を見学のうえ収納の広さや使い勝手を念入りに確認することも重要です。
そして、いつか収納が足りなくなって家具を買うことになった場合でも、空きスペースがあるかを現地でシミュレーションしておきましょう。
収納の後悔は、住み始めてから訪れるので注意が必要です。
周辺環境が家族の生活スタイルに合わない建売住宅
建売住宅を購入するときは、土地や建物のことだけでなく周辺環境にも目を向けましょう。
ご家族にとっての住みやすさは周辺環境によって左右されますし、家のまわりのことは引っ越さないと変えることができません。
仕事場や学校への交通アクセスが良いことや、日常生活でよく使いたい施設ほど身近にあると利便性がよいと感じるでしょう。
また子どもさんがいるご家庭では、安全に過ごせる環境であるかなども大切ですね。
保育園や幼稚園、小学校などの教育施設や病院・公園などが整っていることも子育てには安心な環境といえるでしょう。
繁華街などが近いとどうでしょうか。一見便利に思えますが、夜中まで人通りが多く騒々しいと安全面に不安が残ります。
そして幹線道路や工場など、騒音や臭いのでる施設がまわりにあると健康的な生活が送れないかもしれません。
周辺環境がご家族の生活に合わないと、日常生活に大きなストレスを抱えるかもしれませんよ。
良い建売住宅を選ぶために知っておくべき注意点

実際の暮らしをイメージして現地見学をすること
家についての情報や室内の雰囲気などは間取り図や写真で確認できますし、わからないことがあれば不動産会社に聞くこともできますが、その家に対するイメージの感じ方は人それぞれです。
実際の家を見てはじめて気づくことも多いので、よい建売住宅を見分けるには現地見学をして暮らしやすさを確認しましょう。
はじめに、実際の部屋の広さを体感しながら、陽当たりや風通しをチェックします。それぞれの窓の高さも確かめながら、家具の置き方を考えるのもよいですね。
つぎに、間取り図でイメージした動線の通りに部屋のなかを歩いてみましょう。できるなら、家具が置いてあることをイメージして歩いてみてください。
そして、各収納の中の高さや棚の位置を確認しておくと、しまう物が決めやすくなります。
また、各部屋のコンセントの位置も家具の設置計画に必要なので、内見時に間取り図にメモしておくと良いですよ。
最後に、駐車スペースを確認しましょう。自家用車の大きさとのフィット感や出入りのしやすさを確かめてください。
標準仕様でも十分な設備か確認する
建売住宅の価格が割安だったとしても、生活に必要な設備や機能が足りなくて、結果的にオプション工事に費用がかかってしまうケースがあります。
そのため、住宅の標準設備や機能性に満足できるか確認しましょう。
住宅によって、設備などの「標準仕様」と「オプション仕様」には違いがあります。
「標準仕様」は住宅の本体価格に含まれるもので、「オプション仕様」は別途に取付費用がかかるものを言います。
入居後に使用してみると、設備の使い勝手がよくないと感じることがあるかもしれませんから、キッチンや水回りなどの使用感を充分に確認してください。
そして、設備のそれぞれの機能にも注目してください。機能の善し悪しで快適さが変わりますよ。
標準仕様でも十分な設備が整っていることが多くの建売住宅の魅力の一つですが、モデルハウスなどではオプション品も取り付けて展示されていることも多いので、標準仕様と勘違いしやすいです。
標準設備の使用感に満足できれば、追加の費用が抑えられますよ。
安さだけで選ばないこと
建売住宅の価格には、ある程度の相場があります。
そのため、同じエリアで販売されている新築住宅の価格を調べて、検討している住宅の価格がかけ離れていないか比較してみましょう。
周辺の物件よりも割安な建売住宅には、何かの理由が隠れているかもしれません。
例えば土地の形がよくない物件や不整形で使いにくい間取りであること、道路が狭くて駐車しにくいなどの理由が挙げられます。
そのほか、立地や周辺環境の問題、たまたま需要がなくて価格が安いときもあります。
また建売住宅は複数棟で販売されることが多いですが、1区画だけ売れ残っている場合と、全区画が売れていない場合とでは事情も変わってきます。
何かの理由で長期間売れない物件は価格が下がる傾向にありますので、売れない理由を把握する必要があります。
そのときは、不動産会社にお願いして分析してもらいましょう。そして問題がないと判断できれば、お得に物件が手に入るかもしれません。
売れない理由と買わない理由が一致しないか、前もって把握することが大切です。
妥協しないために家の条件に優先順位をつけること
優先順位をつけることで欲しい家のイメージが明確になり、効率よく物件を探すことができます。
家を買うにしても、希望する条件を100%満たせる物件に出会える可能性は少ないですから、多くの場合で何かを優先し、何かをあきらめるか妥協する必要がでてくるでしょう。
また、物件選びが進まないと譲れないことが妥協に変わりますし、希望とは違う不動産会社の提案に流されてしまう可能性もあります。
そのためには、住宅を購入する目的をはっきりさておくことで優先する条件を明確にしておきましょう。のちのち「想定外の物件を買ってしまった」という失敗や後悔がなくなります。
住まいの手狭さから解放されたい場合や、今の住まいに抱える不便や不満を解消させたいなどの目的があると思います。
その目的から「譲れないこと」と「妥協できること」を挙げて、優先したい順番を決めましょう。
そして妥協点の少ない家を見つけられたら、それがご家族にとってのよい建売住宅です。
妥協したストレスが、一生続かない家を選んでください。
建売住宅購入をオススメしたい方4選

入居までのスケジュールを重視したい方
完成した建売住宅を購入すれば入居までにかかる時間を短くできるので、新生活のスケジュールが決っている方や、自分たちのタイミングで引越ししたい方には最適です。
「賃貸の更新時期がせまっている」「子どもの入学時期に間に合わせたい」「転勤が決まって早急に家が欲しい」などの理由で早く入居したい場合は、建売住宅を選ぶと日程の調整がつけやすいでしょう。
また、「自分たちだけでゆっくり引越しを進めたい」「新居におく家具などをじっくり決めたい」「入居する前に使いやすくカスタマイズしたい」など、新生活を始めるまえに入居の準備をしっかり進めたい方にも、購入手続きが短い建売住宅がおすすめでしょう。
家へのこだわりがそれほど強くない方
デザインや設備などにそれほどこだわりがなく、販売されている住宅のなかから好みのものを選びたい方も建売住宅向きです。
建売住宅は万人受けしやすいデザインや間取りで建築されていて、設備や内装なども標準的なグレードを採用しているので、好みが分かれることも少ないでしょう。
注文住宅は自由な家にできる反面、決めることが多くなるので人によっては負担に感じることがあります。
「間取りやデザインはシンプルな方が好き」「実用性のある最新設備で充分」「細かい打合せは苦手」など、住宅にカスタマイズ性をあまり求めずに、条件に合う物件のなかから選べる建売住宅が最適な選択肢でしょう。
自分たちの決めた予算内で購入したい方
できるだけ予算を抑えて住宅を購入したい人にこそ、建売住宅はおすすめです。
建売住宅の価格は土地と建物の代金がセットになっているので、諸費用やオプション費用を除いては価格が変動することはありません。
一般的な注文住宅の場合は、こだわりを実現するために細かなグレードアップを繰り返すと、予想外のコストになることがあります。
建売住宅ではそのような心配がないので、予算内で良い住まいの選択をしたい方には最適な住宅です。
予算を決めてから物件を探し、候補のなかから全体の予算と条件に合う住宅を選んでいくことで、大きな予算オーバーの心配はないでしょう。
自分たちの予算内で、できるだけ条件のよいマイホームを手に入れたい方にはうってつけです。
住宅購入に手間をかけたく無い方
日々の生活や仕事に忙しく、住宅について検討することや家づくりを進めていく時間をつくるのが難しい方は、建売住宅を中心に購入を考えてみることをおすすめします。
建売住宅の購入は、注文住宅に比べると打ち合わせなどが大幅に省略できます。
すでに完成している住宅を購入すれば、間取りや設備などに関する打ち合わせは一切必要ありません。
住宅の間取りやデザインを理想通りにできる注文住宅に、魅力を感じる方も大勢いるでしょう。
しかし、家づくりに時間をかけられない、細かい打ち合わせが苦手など面倒に感じる方がいるのも事実です。
時間や手間が少なくて済むのが建売住宅で、家は考えて設計されていますし、決して妥協ばかりのものではありません。
家に時間を割けない方には建売住宅がぴったりです。
建売住宅を買ってよかったにするためのまとめ
マイホーム購入で「建売住宅にすればよかった…」という失敗を避けるためには、建売住宅と注文住宅の購入の違いを理解して、建売を選んだ方の決め手が自分たちにも向いているかを検討しましょう。
また建売住宅を選ぶときでも、買ってはいけない物件やご自分たちに相応しい住宅の見分け方があることを参考にして、良い住宅選びをしてください。
コラムの最後にご紹介した「建売住宅をおすすめしたい方4選」もヒントにすると、どちらの住宅でマイホーム計画を進めるか、迷わずに済むでしょう。
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