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コラム
【建売住宅の間取り実例vol.19】家族の会話が増えそうなリビングイン階段

今回の間取り実例は、家族のコミュニーケーションが自然と増えそうなリビングイン階段のプランです。
リビングイン階段は、家族で顔を合わせる機会が増えて、子どもさんたちとの会話を大事にしたい子育て世帯に人気のある間取りです。
建売住宅の購入では、できあがった間取りの中から物件を選ぶことになりますね。
ところが、間取りがご家族の理想に、どこまで近づいているかイメージできず、やっと見つかった物件なのに、購入に踏み出せないともったいないです。
このコラムでは、今までに販売された建売住宅の実例から、その間取りの良いところ、間取り図では気づきにくいポイント、使い勝手が良くなるアイデアなどを紹介します。
間取りの実例をたくさん見ることで、家族構成やこれから叶えたいライフスタイルに、ふさわしいと思える間取りがわかるようになります。
いろいろな建売住宅の実例を見て、ご家族に合う間取りをイメージしたい方や、間取りの使い勝手がよくなるアイデアを知りたい方は、ぜひご覧ください。
目次
間取り実例の物件概要

・土地面積:200㎡台 ・建物面積:105.58㎡(1F:56.31㎡ 2F49.27㎡) ・間取りタイプ:4LDK ・収納率;約8.4% ※壁芯計算 収納面積:約8.9㎡ ・方角 / 土地形状:北東角地 / 整形地 |
間取り実例の特徴


玄関からの動線が良いリビングイン階段
リビングイン階段にしたいばかりに、2階への動線が遠回りになる間取りがあったりしますが、玄関と階段がちょうどよい距離感です。
また、階段のLDK側は壁が無く手すりになっていますから、どこにいても階段に視線を向けられます。
ご家族の姿を見続けられるリビングイン階段ですね。
吹き抜けもあって会話が可能なオープンタイプのリビングイン階段
2階の階段回りは腰高の手すりになっていて、ダイニングの一部も吹き抜けになっています。
建売の間取りでは、かなりオープンタイプのリビングイン階段でしょう。
朝に子どもさんを起こしたいときや、夕食の支度が終わったときの声掛けがしやすい空間ですね。
クロゼットタイプの玄関収納
壁芯1.8mタイプの玄関クロゼットは、収納力が下駄箱よりも相当高いです。
一般的な「コの字型」の下駄箱より、2倍以上は収納量があるでしょう。
下駄箱に靴以外のものを入れるのに抵抗を感じる方もいるかもしれませんが、クロゼットタイプなら半分は家族の靴用、半分は外出時に必要な小物の収納として抵抗感なく使えるでしょう。
映像を楽しみたい方には最適なリビングスペース
リビングの有効スペースは6帖で、2階の南側洋室をそのまま1階に下ろしてきたイメージです。
南向きの窓を中心にして西の窓側にソファ、玄関側にTVをレイアウトするとちょうどよい距離感です。
かなり大型のTVを置ける壁面ですから、家族みんなで映画鑑賞などはいかがでしょう。
トイレ・洗面室前のスペースも上手に活用したい
トイレと洗面室の前には1坪弱のスペースがあります。
この広いスペースをそのままにしておくのはもったいないので、玄関側の壁に沿わせて収納家具を置くとよいでしょう。
衛生用品やサニタリー用品の収納場所ができあがります。
寝室と子供部屋のほどよい距離感
階段とホールを中心にして、主寝室と子供部屋が分かれた間取りです。
また子供部屋同士の間にもクロゼットがあるので、音が聞こえにくいでしょう。
勉強に集中させてあげたい年頃の子どもさんに、与えたい部屋ですね。
2階ホールのデッドスペースも活用する
バルコニーで使う物干し用品などをしまっておくのに、トイレ奥の収納では少し遠いですよね。
バルコニー窓正面の階段手摺の部分には、デッドスペースが幅1.8mほどあります。
手摺の高さも1.2mほどはありますから、腰高サイズのチェストなどを置いて収納スペースとして使えるでしょう。
陽当たりもよい場所ですから、観葉植物などをおいてお洒落にしてもよいですね。
ホールから出入りできるバルコニーのメリット
建売住宅の間取りでは、階段とホールの距離が遠くなることが基本的にありませんから、洗濯物を干す動線が短くなります。
寝室からしか出入りできないバルコニーでは、洗濯物を持ちながら毎回ドアを開け閉めするのが億劫になるでしょう。
また、子供さんの部屋から出入りしなければならない場合は、嫌がられるかもしれませんね。
そして、ホールの天井にオプションで室内干し金物をつけられるので、急な雨のときでも取り込んだものをかけておくこともできますよ。
間取り実例で気になったポイント


赤枠で囲った3つのポイントについて解説します。
玄関ホールのドアは引き戸がよい-①
玄関からの廊下をなるべく少なくして居室空間を大きくする間取りも増えていまが、間取り実例の玄関ホールは、人が立てるほどの奥行しかありません。
このような場合は、ドアよりも引き戸の方が使い勝手がよいです。
ドアの開閉スペースを考えなくてよいですし、室内から勢いよくドアを開けたときに、もし人がいたらあぶないですからね。
北側6帖洋室の収納の使い勝手-②
クロゼット扉と窓の取り合いの関係で、折戸のサイズを小さいものにしています。
扉を開けたときに、窓のカーテンレールに当たってしまうからですね。
扉が狭くなったぶん、奥のものが取りにくくなってしまいます。
南側の洋室のように、大きい窓を北側に、小さい窓を西側にすると扉を小さくせずに済みました。
こういった細かい部分の使い勝手に配慮が欲しいものです。
ドアとクロゼット扉が近いときの注意点-③
南側6帖洋室のような入り口には注意が必要です。
ホールから部屋に入ったとき、右側にクロゼット扉がありますね。
普通この場所は、室内照明のスイッチをつけるために壁にする部分ですが、実例ではクロゼット扉ですから手の届く場所にスイッチがありません。
夜の暗いときに部屋のスイッチが遠いと不便に感じる部分で、間取りを見るときに注意したいポイントです。
リビングイン階段のメリット・デメリット

リビングイン階段のメリット3つ
家族の外出や帰宅時にリビングを通るので、自然と顔を合わせやすくなり『いってらっしゃい』『おかえり』と、声をかける機会が増えるでしょう。
また、廊下にある階段と比べると家族の出入りが分かりやすいので、子どもさんの些細な変化にも気づけるなど、子育て世代には安心できる間取りです。
そしてリビングイン階段は、「吹き抜け」との相性がよいのも特徴です。天井がなく2階との繋がりができるので開放感がプラスされます。
リビングイン階段のデメリット3つ
リビングイン階段は暖房効率が低くなりやすいことが挙げられます。暖かい空気は上へ昇りやすく、反対に冷気は下に降りてくるのでリビングが温まりにくいケースがあります。
また音やにおいが2階に伝わりやすい点もあるでしょう。上下階を隔ててくれる天井が無いために、TVの大きな音や料理中のにおいなどが2階まで漏れやすくなります。
そして、誰もが必ずリビングを通ることです。子どもさんが友達を連れてきたときなどに、もし散らかったリビングを見られたらすこし気まずいですね。
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