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COLUMN
コラム
【建売住宅の間取り実例vol.2】部屋と収納のレイアウトが良く考えられた家
「家族に合う家を購入したいけど、間取りのイメージが掴めない･･･」
「気になる間取りがあるけれど、決めていいのか悩むなぁ･･･」
「間取りがもっと使い勝手が良くなるアイデアを知りたい！」
建売住宅の購入では、できあがった間取りの中から物件を選ぶことになります。
ところが、やっと見つかった物件なのに、間取りがどこまでご家族の理想に近づいているかイメージできず、購入の決断に迷う方は多いです。
このコラムでは、今までに販売された建売住宅の実例から、その間取りの良いところ、間取り図では気づきにくいポイント、使い勝手を良くなるアイデアなどを紹介します。
間取りの実例をたくさん見ることで、家族構成やこれから叶えたいライフスタイルにふさわしい間取りが判るようになります。
いろいろな建売住宅の実例を見て、ご家族に合う間取りをイメージしたい方や、間取りが便利になるアイデアを知りたい方は、ぜひご覧ください。
目次
間取り実例の物件データ
| ・土地面積：190㎡台 ・建物面積：105.99㎡（1F：56.72㎡ 2F49.27㎡） ・間取りタイプ：4LDK＋ストレージルーム ・方角/土地形状：北道路/整形 |
間取り実例の特徴
全室南向きのレイアウト
居室が全室南向きで、それぞれの部屋が2面採光なので風通しも良さそうです。
バルコニーなどの跳ね出し部分もないので、日当たりも期待できます。
間取りを見るときは、各室の採光（窓の数）を見ることで、日照の入り方や風通しが予想できます。
主寝室と子供部屋の用途がわかりやすい
2階の居室は8.2帖を主寝室、6.7帖、5.8帖を子供部屋とすると最適です。
8.2帖の収納がもっとも広くとってあり、ほかの2室が同じ収納の大きさなので不公平感がありません。
同性のご兄弟であれば8.2帖を子供部屋、ほかの2部屋を主寝室やワークスペースとして使うこともできますね。
洗面室が1.5坪の広々タイプ
建売住宅の洗面室は1坪タイプが多いです。
この間取りでは1.5坪あり、洗面化粧台と洗濯機の間に収納家具が設置できます。
また、吊戸棚を設置できる壁もあるので、組み合わせ次第で収納力のある洗面室にすることができます。
キッチンの左側にあるスペースはなに？
キッチンの左側に壁があり、正方形のスペースがあります。
収納になっているわけではなく、「？」なスペースに見えます。
この場合に考えられるのは、耐力壁（地震や強風に対し建物を支える壁）や梁（2階の柱を支えるための構造材）を設計するうえで壁が必要だったのでしょう。
パントリーとしていろいろ工夫したいスペースです。
洗面室への動線は気にかけたいポイント
洗面室と2階へ行き来する動線が長くなっています。
必ずリビングを通過しなければなりません。
洗濯の頻度が多いご家族だと、バルコニーまでの距離の長さに不便を感じると思います。
また、お風呂に入ってから寝室に行くときや、帰宅してから洗面室で手を洗い2階の部屋に行くときなどにも不便さを感じると思います。
現地見学では収納の内部をチェックしたい間取り
せっかくいろいろなパターンの収納があるので、収納の内部の高さや、棚の有無などを現地で確認して、しっかり収納計画をたてたい間取りです。
それぞれの収納について内部の棚があるのか、ある場合の高さに注意しましょう。
例えば、8.25洋室のクロゼットは要チェックです。ハンガーパイプの取付け方で収納量が変わります。
収納の内部の仕上がりは、間取り図に表示されることの少ないポイントのひとつです。
間取り実例の和室の使いかたを考えるときのポイント
和室の出入り口はリビングのみです。
玄関ホールからの出入り口を無くしてホール収納が確保されているので、企画した方は収納量を優先したのでしょう。
引き戸を閉めておかないと来客時に丸見えです。物置き部屋にするときは気をつけたいところです。
キッチンから、和室の中をある程度見通せるので、子供さんが小さいうちは遊び場にもできます。
また、将来的に同居予定がある場合は、居室の独立性がなくなるのでリビングイン和室は避けるべきでしょう。
同居予定がある場合は、独立した居室がある間取りを選ぶとよいでしょう。
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