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これで家選びの優先順位がわかる!理想の建売住宅購入への完全ガイド

「物件を比べているうちに、優先したい条件がわからなくなった!」
「優先順位ってどうやって決めればいいのだろう?」
「そもそも優先順位で考えるべきポイントがわからない・・・」
家選びは、ご家族ごとにさまざまな条件があり、何の手がかりもなしに絞り込むのは難しいです。
優先順位を決めたいものの、立地や間取りなど気になるポイントがたくさんです。
何を優先したらいいかわからず、家選びがなかなか進まない方も多いのです。
私は、不動産会社を始めるまえの職場で、1,000棟を超える建売住宅をつくりました。
住宅を企画する際にも、優先順位は欠かせません。
土地や建物について、お客様が気に入っていただくポイントに、優先順位をつける必要があったからです。
この記事では、家選びで優先順位をつける理由、建売住宅で優先順位を決める4つのキーポイント、そして希望条件の整理と、優先順位のつけ方をまとめました。
優先順位を決めるためには、「どのようなことから始め」「何を考えればよいのか」が、具体的にわかるようになります。
ご家族の希望する条件にしっかり優先順位をつけて、理想とする建売住宅を手に入れたい方は、ぜひご覧ください。
目次
家選びの優先順位を決める重要なポイント

家選びの優先順位を決める前に
現実的に家選びを進めるためにも、まずは資金計画を行いましょう。
「駅に近い物件がいいな」「広い部屋がほしい」など、住宅はこだわるほど、費用がかかる傾向にあります。
住宅の購入にあたって、希望の条件をあげていくと、10や20では収まらないかもしれません。
購入予算について基準を決めておくことで、予算オーバーになりそうなとき、「これだけは外せないもの」「場合によっては譲歩してもよいもの」とに、しっかり選択できます。
最初に資金計画をたてることで、物件を比較するときに迷いにくくなります。
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優先順位を決めた方がいい理由
優先順位をつけることで、欲しい家のイメージが明確になり、段取りよく物件を探すことができます。
家を買うにしても、希望する条件を100%満たせる物件に出会える可能性は少ないです。
多くの場合、何かを優先し、何かをあきらめるか妥協する必要がでてきます。
もし、優先順位がまとまっていないままで、購入の検討を始めてしまうと、必ず叶えたいことが何で、どこを我慢するのかがあいまいになり、結果として満足できない住宅を手にしてしまいます。
家選びの条件に優先順位をつけておくことで、より100点に近い住宅を選ぶことができます。
優先順位がない状態で家を選ぶデメリット
優先順位を決めておかないと、物件選びが難航したときに、大切な部分を誤って決めてしまうことになりかねません。
物件選びが進まないと、譲れないことが妥協に変わったり、希望とは違う不動産会社の提案に流されてしまう可能性があるからです。
例えば、通勤を楽にしたいから「駅に近い物件が希望」だったはずが、「少しくらい遠くてもなんとかなるかな」と、家選びの目的をはずれて、最優先だった条件を下げてしまうことが起こります。
そしてこのような場合には、購入した後に「やっぱり駅から近い方がよかった…」と後悔してしまうものなのです。
家を購入する目的から希望条件の優先順位を明確にする
住まいは、目的によって選ぶ条件が変わってきますので、まずは購入する目的をはっきりさせましょう。
ご家族によって、目的はさまざまです。
住まいの手狭さから解放されたい場合や、今までの住まいに感じている不便さや不満を解消させたいなどの目的があると思います。
そういったときに購入目的があると、優先する条件も明確になりますので、のちのち想定外の物件を買ってしまったという、失敗や後悔がなくなります。
条件が洗い出せたら、「絶対取り入れたい」「取り入れたい」「できれば取り入れたい」「取り入れなくても困らない」などに分類し、それぞれをなぜ取り入れたいとおもったのか、理由を具体的に考えてみましょう。
そして、家を買う目的と照らし合わせることで、優先したい順番が決ってきます。
家選びの優先順位を決める4つのキーワード

家選びの優先順位を決めるキーワードは4つです。
“ライフスタイル”、“住みたい場所”、“建物の間取りや設備”、“土地の条件”です。
ご家族のライフスタイルを考えると、住みたい場所が具体的になってきます。
日常生活、仕事や趣味など、生活の中心になにを置くかで住む場所が具体的になります。
また、ライフスタイルは希望の間取りや設備の条件ともつながっています。
ご家族の生活を考えることで、必要な部屋の数や広さ、欲しい機能などの条件がはっきりしてきます。
そして、ご家族が希望する間取りのレイアウトなどから、土地の広さや方角などが決まってきます。
最後に、土地の広さや環境などは、住みたい場所と関係してくることがあります。
街の中心と郊外では土地の価格が変わることなど、家選びのポイントになってきます。
住みたい場所によって、土地についての条件が変わってきます。
この4つのキーワードのつながりを軸に優先順位を考えましょう。
住みたい場所とライフスタイルのマッチング
住む場所を考えるとき、ご家族のライフスタイルのなかで大事なことをベースにすると、住みたい場所が見つけやすくなります。
交通アクセス、買い物がしやすいなど、ご自分たちのライフスタイルの中心と合っている場所が“住みやすい場所”となるからです。
例えば、住みたい場所に挙げられる代表的な条件に“利便性のよさ”があります。
でも、利便性の良さを感じる部分は、ご家族によって変わります。
ゆったりした住環境を求めたいご家族であれば、郊外でも商業施設が充実しているエリアに利便性を感じるかもしれません。
仕事に集中できる環境を重視するのであれば、職場に近接している、またはアクセスのよい場所に住みやすさを感じるでしょう。
このように、ライフスタイルを考えることで、住みたい場所が見つけやすくなります。
ライフスタイルと間取りのマッチング
住宅の間取りや機能についても、ライフスタイルをベースに考えるとよいです。
ご家族の生活の実情を考慮しないままに間取りを検討してしまうと、結果として使わない、または使いにくい間取りを選んでしまう可能性があるからです。
例えば、子育ての考えかたでは、“勉強はリビングでさせるのか”、個室を与えて集中できる環境をつくりたいのか、で必要な部屋数や広さが変わります。
共働きのご家庭であれば、家事負担の軽減できる設備を取り入れたり、家を不在にするときでも室内干しのできるスペースがあると便利です。
休日の趣味を充実させたいのであれば、専用の部屋や、道具を収納しておくスペースが必要になります。
そのため、間取りや設備を検討するときは、ご家族のライフスタイルをもとに必要な条件を決めましょう。
間取りと土地のマッチング
土地の条件によって、間取りも大きく変わります。
土地の広さによって建てられる大きさが変わりますし、道路の方角や高低差なども間取りに関係します。
また、土地には様々な形状が存在します。正方形や長方形、角地や旗竿地など、その条件にあわせて間取りが決まります。
そして土地には、エリアによって法律や建築のルールなどの制限があります。
これらのことから、たとえお気に入りの間取りがあっても、同じような物件が見つかるとは限りません。
建売住宅は、販売される時点で土地や建物の形が決まっています。
分譲されている物件のなかから、ご家族に最適な住宅を選ぶためには、希望する間取りの条件に適した、土地の特徴を知っておくことが望ましいです。
土地と住みたい場所のマッチング
住みたい場所によって、土地の条件が大きく変わるものがあります。
それが土地の価格です。
土地の価格は、需要に左右されます。多くの方に人気のある場所ほど、土地の価格は高くなる傾向にあります。
建売住宅の販売価格には、土地と建物の価格が含まれます。
人気の高い場所で、なるべく価格を上げずに販売するためには、土地の価格を抑える必要があります。
その影響は、土地の大きさや形にでてきます。面積が小さくなる場合や、細長い形の土地になる可能性です。
土地の大きさや形で間取りが決まりますから、たとえ便利な場所であったとしても、ご家族にとって暮らしやすいと感じる住宅を、見つけることが難しくなるかもれません。
住みたい場所が人気のある場所ほど、土地の条件が良くない場合があるのです。
家選びの条件を4つのキーワードで決める

家選びの優先順位を決めるために、まず希望条件をリストアップして整理します。
“ライフスタイル”、“住みたい場所”、“間取りや設備”、“土地の広さや形”の、キーワード別に整理していくと、漏れのない状態で希望条件を挙げることができるでしょう。
全ての条件で、100%希望に適う物件が見つかるのが理想ですが、現実にはある程度妥協しなければならない部分もでてきます。
そのために、それぞれの条件について妥協できる点、妥協できない点をはっきりとさせておくことで、あとで優先順位がつけやすくなります。
また、今の住まいで感じている“不便なこと”から希望条件を考えることも大切です。「こんなものがあったら便利」「こんな条件なら今の不便さを解消できる」と感じられることから、希望する条件がイメージしやすくなります。
ライフスタイルに合わせて選びたい条件
ライフスタイルの中で仕事や趣味、日常生活で叶えたいことなど、すべての希望を取り入れることは難しいです。
そこで、中心にするライフスタイルを決めましょう。
仕事やアウトドアな趣味であれば、目的の場所へのアクセスの優先度が上がります。
子育てや教育を中心にするのであれば、通学距離や学区の優先度が高くなるでしょう。
また、ご家族のライフステージのなかで、いつの時期を中心にもっていくかを考えることも欠かせません。
子育て期間中か、お子さんが独立した後の生活か、ご両親と同居する予定がある場合など、人生のなかで中心としたい時期を決めることで、優先すべき条件も変わってきます。
「子育てが終わったあとの、夫婦で楽しむ趣味」などを例として、ライフスタイルの中心とすることを決めましょう。
住みたい場所に合わせて選びたい条件
ご家族にとって、全てが満たされた住環境というのは、おそらく存在しないでしょう。
利便性を求めれば、人の多いエリアになるので騒々しさは増します。自然環境を求めるほど、都会からは離れてしまいます。
だからこそ、家を選ぶときに、ご自分たちにとっての“住みやすさ”を考えておくことも大切です。
交通アクセスや周辺施設の充実度、住環境や子育て環境、治安のよさや災害への備えなど、“暮らしていくうえで必要としている条件“について、「ここだけは譲れない」「ここは少し譲ってもいいかな」という視点で検討していきましょう。
生活の核となる習慣や求める環境は、ご家族によって十人十色です。
住みたいと思う場所とは、ご自分たちだけが暮らしやすいと感じることです。
土地の広さや形にもとめる条件
建売住宅は土地と建物がセットです。
土地の形や大きさを選ぶことができないからこそ、物件を選ぶときの土地の基準についても考えておきます。
建売住宅の土地の広さは、都心に近くなるほど小さくなる傾向にあります。
「カースペースが3台分」や「広いお庭」などの条件は難しくなってきます。
また、土地の形や方角によって、建物の間取りが変わってきます。
「全部屋が南に面した間取り」を叶えるには、横幅のある土地が適しています。
開放感を求めるなら、角地や、広めの道路に接していることが条件になるかもしれません。
そして、資産性の高い場所ほど土地は高くなり、物件の価格もあがります。
土地についての条件を決めておくことでも、効率的に家を選ぶことができます。
間取りや設備で取り入れたい希望の条件
建売住宅は、3~4LDKの5人家族くらいまでの家族構成を対象としている間取りが多いです。
参考までにお話しすると、使いやすいジャストサイズのLDKの広さは16~17帖、主寝室は8帖前後、子供部屋は6帖あるとよいです。
建売住宅の収納は、間取りによって広さや使い勝手に違いがでてきます。ご家族にとって収納が必要な場所の条件を考えておくことが大切です。
全室南向きなどの部屋のレイアウトに希望があれば、条件としましょう。
また、標準設備は住宅会社によって仕様が変わります。
キッチンや洗面室、浴室などで必要と感じる設備の条件を挙げましょう。
ただし設備によっては、後付けできるものも沢山あります。標準でついていなくても、暮らし始めてから必要と感じたときに付けることも考えるとよいです。
間取りや設備への条件は沢山でてくるかもしれません。しっかり整理しましょう。
自分たちの叶えたい条件で家選びの優先順位をつける

希望条件をリスト化して整理したら、次は優先順位をつけましょう。
「絶対に譲れない条件」「できれば叶えたい条件」「なくても困らない条件」など、それぞれの項目に対して優先順位を明確にすることで、物件をえらぶときの判断基準となります。
希望条件をわける理由は、物件が思うように見つからないときに、選択肢を広げるための意味があります。
ご家族で話し合い、それぞれの意見を尊重しながら、納得のいく優先順位を決めましょう。
それでも、どれを優先するか迷ってしまったときはどうすればよいか。
そのときは、家を買おうと思ったきっかけを思い出し、その動機に立ち返ってみましょう。
どのような住まいを探したかったのか、家を買う目的と希望条件を照らし合わせてください。
また、優先順位を決めるポイントとして、「変えられるもの=間取りや設備など」と「変えられないもの=立地や環境など」があります。
工夫次第で解消できるものと、努力しても変えられないものから考えると決まりやすいです。
家選びの優先順位を明確にして後悔しない選択をするためのまとめ
家を選ぶときには、優先順位をつけるべき理由があります。
そして、家選びを決めるキーワードがあります。
それは、“ライフスタイル”、“住みたい場所”、“間取りや設備”、“土地の広さや形”の4つです。
この4つのキーワードで、家選びの条件を決めていきましょう。
最後に、ご家族で納得のいく優先順位を決めましょう。
優先順位を明確にすることで、後悔のない家選びができます。
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