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コラム
「土地を見るとき」のポイント
~建築費用が追加でかかる土地 ⑦選~
住宅を新築するとき、『建築費用がいくらになるか?』は重要なポイントです。
間取りから始まり外観デザインや住宅設備、壁紙や室内ドアなど、お気に入りの住まいにするために予算のやりくりに大変のことと思います。
住宅会社と打ち合わせを重ねて煮詰めてきた間取りや仕様が完成し、提案された建築費の中に思いもかけない費用が入っていたとしたら驚かれることと思います。
ところが土地の状況や法律のきまりなどにより、建築費用が追加でかかる場合があります。条件に合う土地が見つかったのに、予想以上に費用がかかるので思い通りの家が建てられないという事もあり得ます。
このコラムでは建築費が通常より多くかかる土地などの条件をご紹介していきます。
土地探しの際はこれからご紹介するポイントのほかにもその土地に特別にかかる費用がないか、住宅会社の方にお聞きすることをおすすめします。
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① 防火・準防火地域
建物が密集している地域や街の中心部の周辺は「防火地域」または「準防火地域」に指定されている場合があります。
この地域内で建築を行うときは建物の耐火性能を上げなくてはなりません。屋根や外壁材、サッシなどがそれに該当します。本コラムのポイントの中では最も予算に影響する部類の項目です。
② 高低差のある土地
建設予定地と道路とに大きな高低差があると、住宅を建てる地盤に人力で建築材料を運ぶことができません。機械で運搬するための費用がかかります。
また、敷地内で建物と駐車場などが隣り合う部分で高低差があると、その部分について基礎を深くつくる必要があります。土を取り除く費用や鉄筋・コンクリートなどの材料費が追加でかかります。
③ 道路が細い土地
住宅の構造部などの資材は一つ一つが大きいので大型車両でまとめて運搬します。
幹線道路などから建設予定地までの道路の幅が狭いと、小型車両を使うので運搬回数が増えてしまいます。また、基礎用のコンクリート車や上棟時のレッカー車なども大型なので、他の方法を用いる必要から追加費用がかかります。
工場生産によるユニット工法を用いる住宅会社さんの場合は、現地まで資材を運ぶことに問題がないか確認してください。
敷地の前面や周辺の道路事情にもよりますが、道路幅が4メートルより細い道になるほどこの可能性は高くなります。意外ですが、幹線道路から現地までの道のりにも注意が必要です。
④ 旗竿地
③の道路が細い土地と同様ですが、旗竿型の敷地は大型の重機やトラックは入ることができませんので、平坦地でも資材の搬入は人力になります。工事に必要な人が増えることや工期が長くなるなど、現代の建築工事で重機やトラックが入れない土地はどうしても費用が割高になります。
⑤ 寒冷地
冬場の気温が低い地域ほど、気密・断熱性を高めた住宅にする必要があります。
加えて寒冷地では、「建築物省エネ法」の基準で暖房などの消費エネルギーを抑える性能を満たす仕様としなければなりません。市区町村により区域が分かれており、区域が厳しくなるほど断熱性能の高い材料を使用するなどが求められます。
また、建物外周の水道管なども凍結を防ぐために通常より深く配管します。
北日本や日本海側の地域などは暖かい地域と比べて寒冷地独特の費用が発生します。
⑥ 不整形な土地
土地が不整形ですと、建物の形に凹凸ができやすくなります。整形な建物と比べて形が不整形な建物は、同じ床面積でも建物外周の長さが大きくなることがあります。また屋根や基礎形状も合わせて不整形になります。
その結果、外壁材や工事用足場の数量が増えることや、屋根や基礎においても工事方法が複雑になるので、材料費や施工料などが追加で計上されるのです。
不整形な土地になるほど人気は落ち土地価格は割安になりますので、予算を建築費に割り振る考え方はできると思います。
⑦ 狭小地
面積の小さい土地にたてる住宅は床面積も少なくなるので、建築費は低くなると考えがちです。しかし、ゆとりある空間を実現できるかといえば難しくなる傾向にあり、その場合には広さを縦に求めることになるので3階建ての建築ということになります。
3階建ては同じ床面積の2階建てと比べて建築費がかかる傾向にあります。
建物設計では2階建てにはない構造計算費用、外部の足場を高くしたり資材搬入のためのレッカー費用もかかります。建物の内部ですと3階なので階段は2カ所必要など、2階建てには発生しない費用があります。
◎コラムのまとめ
ご紹介しましたものはあくまでも建築費用としてかかるものです。高低差のある土地ですと道路や隣地面に土留擁壁をつくらなければなりませんし、3階建てですと建物全体の重量も大きくなることがあり、2階建てよりも更に地盤を補強しなければならないこともあります。
思い通りの住まいにするために拘りたいところはたくさんあると思います。その部分に予算をかけるためには土地の選択も大切なことのひとつです。土地によっても建築費が増えてしまうときがあることを前もって知っておくことで、土地の見方もかわると思います。
このコラムを土地探しの参考にしていただき、思い描く住まいを実現してください。

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