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COLUMN

2024.04.26
よい住宅選び

【建売住宅と注文住宅の違いと特徴】選ぶときの決め手は3つのポイント

新築の一戸建を購入したいとき、注文住宅と建売住宅どっちにするか迷う方は多いです。

注文住宅・建売住宅の大まかなイメージは浮かぶものの、どちらを選ぶかとすぐには判断がつきにくいですよね。

色々な情報を見ても、結局どちらがいいのか判断つかない人も多いでしょう。

私は、約30年の住宅・不動産業界にあって、両方の住宅プランニングに携わってきました。

そのなかで、それぞれの良し悪しに目が行き過ぎてしまい、住宅選びがはかどらない方を見てきました。

そこで今回は、「建売住宅と注文住宅を比較」する理由と、それぞれの大きな違いを、わかりやすくまとめて解説します

このコラムを読むことで、「建売住宅」と「注文住宅」のどちらかを決めるポイントは、3つであることがわかります

建売住宅と注文住宅を選ぶときに、それぞれのメリット・デメリットに迷わされない見方・考え方のご紹介が、今回の「テーマ」です。ぜひ最後までお読みください。

建売住宅と注文住宅の違いを理解する訳とは

建売住宅と注文住宅の違いについて知ろうとすると、そのメリット・デメリットばかりに目がいきがちですが、本来の住宅選びから離れてしまいます。

住宅選びのスタートは、それぞれの住宅の良し悪しを理解したうえで、自分たちの進む方向を決めたところから始まります。

それぞれのメリットとデメリットを、「良いこと・良くないこと」だけで判断するのではなく、

に当てはめて考えると、あるデメリットは自分たちのメリットに、その反対も見えてきます。

建売住宅と注文住宅の違いを理解する意味は、自分たちの針路を決めるため、ブレない軸を手に入れるためなのです。

一戸建てマイホームの希望を叶えるには


一戸建てマイホームを手に入れたい「目的」が大切です。

目的があるからこそ、家選びに対する希望や条件の優先順位が決まってきます。

叶えたい生活スタイルや解消したい生活上の不満、家族皆さんの望みなどがあって、それらの希望が叶うのが「一戸建て」でなくてはならないという軸が必要です。

この軸がないと、住宅を購入することが「目的」になってしまって、住宅選びの時に自分たちに大事なことが抜けたまま、購入を決めてしまいます。

そうなると、住み始めてから不便さなどに気がついたとき、「こんなはずじゃなかったのに・・・」と、ご自分たちの選択ミスに後悔し、せっかくの新居に愛着がもてなくなります。

一戸建てマイホームの希望を叶えるには、自分たちの軸となる希望や条件から、住宅スタイルを決めていくのです。

それぞれの特徴を知って比較すること


建売住宅と注文住宅について違いをみるとき、メリット・デメリットで見るのではなく、特徴として見るようにしましょう。

メリット・デメリットだけで見てしまうと、良いか悪いかだけの受け止めかたになってしまい、自分たちに適しているかどうかを見逃してしまいます。

例えば注文住宅では、住宅設備などに希望を取り入れることができるのは事実で、メリットとされています。

でも情報収集や打ち合わせが必要で、決まるまでには手間も時間もかかります。

巷ではメリットとされているところも、ご家庭によってはデメリットと感じてしまいます。

それぞれの住宅スタイルの特徴を、表と裏から考えることが大切です。

自分たちに合った住宅を選択して行動を始める


二つの住宅スタイルを並行して検討することは、あまりおすすめできません。

なぜなら、建売住宅と注文住宅では、進め方が大きく変わるからです。

建売住宅では、資金計画をたてたうえで、予算にあう物件探しが始まります。

物件が見つかったら、契約や住宅ローンなどの手続きに入ります。

注文住宅も、同じように資金計画をたてたら、土地探しと建築会社探しの両方を始めます。

土地の目星がついたら、建築会社に建物プランを依頼して、仕様を決めながら見積りを出してもらいます。全体がまとまったら、契約や住宅ローンの手続きです。

大筋だけでもこれだけ違うのです。

手間と時間を無駄にしないためにも、「建売住宅」にするのか「注文住宅」にするのか決めてから行動を始めましょう。

どちらの住宅にも欠かせない土地への気配り


建売住宅と注文住宅、どちらかスタイルを選ぶにしても、土地について、エリアや希望条件を決めておくことが大切です。

建物は、自分たちで使いやすく変えることも可能です。

ところが、特に土地の立地についてはその場所を離れない限り変えることができません。

家を購入するときは、どうしても建物のほうに目が行きやすくなります。

せっかくの満足いく建物であっても、土地に不満があったのでは、嬉しさが半減します。

土地の場所は通勤や通学、買い物などの利便性を左右しますし、土地の形状はその上の建物の形を制限してしまいます。

また、自然災害などのリスクも気にする必要があります。

土地についても確認するところが様々ありますが、土地は永遠に残るものですから、できる限り検討をして、最善の選択をしてください。

建売住宅(分譲住宅)の特徴とは?

建売住宅は「土地付きの一戸建て」で販売されるものです。

建売住宅の売主は「ハウスビルダー」です。

中でも年間供給量の特に多い会社を「パワービルダー」といいます。

建売住宅では、ハウスビルダーが土地を購入し、設計プランをたてて、建築前から販売が始まります。

個人の住宅向けにはそぐわない広さの土地を取得することが多いので、複数の分譲物件として販売されます。

販売される物件の場所は一般的な住宅地が多く、大都会でなければ、分譲マンションとは立地が異なることが多いです。

供給戸数が多い会社ほど、コストメリットの高さから、建物のスペックが統一される傾向です。

物件価格の中には「土地代金」+「建物代金」が全て含まれます。購入諸費用やオプション品を除いては、お金がかかることはほとんどありません。

建売住宅の魅力について


建売住宅の魅力は、大きく3つです。

まず価格が、ほかの住宅スタイルとくらべてリーズナブルである物件が多いことです。

建 売
住 宅
注 文
住 宅
土地付き
注文住宅
分譲
マンション
3,047万円3,561万円4,615万円4,644万円
宮城県の住宅別所要資金額 住宅金融支援機構/2022年度フラット35利用者調査データより作成

住宅を建てたときに余白の少ない土地を選ぶことや、間取りをシンプルにすること、用いる建築材料を統一することなどで、コストが抑えられます。

次に、実際の物件が見られることです。

モデルハウスと違って、そこに住むことをイメージしながら物件を確かめることができます。

立地や周辺環境なども気にかけられるので、自分たちにふさわしい土地と建物かが判断できます。

また建売住宅は、新生活を始めるまでのスケジュールが予測しやすいです。

完成した物件であれば、手続きに要する期間は1~1ヶ月半程度です。

建築中であっても設計通りに工事が進められるので、完成予定時期が大きく変わることがありません。

今の住まいの退去・引越しなどが、前もって段取りしやすいです。

以上が、建売住宅の代表的な魅力です。

建売住宅につきまとうマイナスイメージ


建売住宅について、「やめた方がいい」という声を聞いたことがあるかもしれません。

マイナスなイメージを持っている方にとっては、「安い=品質の悪い家」という否定的な印象をもたれるのでしょう。

建売住宅には、「自由さ」がないといわれます。たしかに事実ですが理由があります。

建売住宅は、設計プランでの建築が許可されないと、販売できない法律があります。

また、許可を得た設計で工事を進めるため、間取りを自由に変更することができません。

そして、外観デザインや住宅設備が単一的との意見も多いです。

建売住宅では、建築材料や住宅設備などは、それぞれ統一したメーカーから購入します。

そのためコストは押さえられるのですが、1棟ごとのはっきりした違いをだすことが難しいのです。

これらが建売住宅につきまとう、代表的なマイナスイメージです。

建売住宅を購入するときの注意点


住宅を購入する注意点はさまざまですが、どの住宅スタイルにも当てはまるものも多いです。

ここでは建売住宅ならではの購入注意点をご紹介します。

建売住宅の多くの情報が、ポータルサイトなどに掲載されています。

ほとんどの物件を、どの不動産会社でもお客様にご紹介できます。

ですから、同じ物件を検討しているライバルがいるのです。

他の方にお目当ての物件を先に買われてしまう可能性です。

同じ場所には、建売住宅は二度と出てきません。

そして、建売住宅は出来あがった、見たままのものが全てです。

生活に必要なもの(例えば網戸やカーテンレール)でもオプションの場合があります。

これは分譲する会社によって変わりますから、最終決断の前に確認しましょう。

諸費用計算に不都合がでてしまいます。

注文住宅の特徴とは?

注文住宅は、依頼主からのオーダーを受けて住宅を建設します。

注文住宅を受注する会社のことを「ハウスメーカー」といいますが、工務店や設計事務所でも依頼することができます。

注文住宅にはフルオーダー、セミオーダー、規格型の3つがあり、選択肢に幅があります。

土地探しは自分たち主体でもできますし、住宅会社のサポートを受けることもできます。

設計プランは、自分たちの好みや要望を取り入れてもらいながら、煮詰めていきます。

言わば、建て主参加型の家づくりです。

土地の上に建設が始められるタイミングによりますが、オーダーした内容が多岐にわたるほど、建物完成に時間を要します。

建設費用は、オーダー量に比例して上がります。外構(建物の外周)工事は含まれていません。

注文住宅の魅力について


注文住宅の魅力は、こだわりたいポイントを押さえた家づくりができることです。

そして、家づくりに自分たちが参加できることです。一生モノである生活の道具に、自分たちの手を加えてつくり上げることができます。

例えば、部屋そのものから、自分たち好みの生活空間を築けます。

室内のデザインからインテリアまで、統一感あるスタイルが完成します。

注文住宅経験者の方々の実例が参考になります。

また、家族構成や将来の生活も考えた部屋のレイアウトや、こだわる部分をコントロールして、希望を取り入れることもできます。

間取りの実例集も、ウェブサイトや本屋さんでたくさん入手できます。

注文住宅は、カスタマイズ性の高い、魅力的な選択肢です。

注文住宅なのに後悔・・・その理由


思い通りにできる、せっかくの注文住宅なのに、後悔の念が残ってしまうこともあるようです。

土地についての後悔です。

希望通りの土地が見つからない場合や、土地を手に入れるのに先走ってしまい、住環境などのウィークポイントに住み始めてから気がついた、希望の間取りと土地の形が合わなかった、などが挙げられます。

建物は間取りと設備の後悔が多いです。

思っていたほど部屋が広くない、収納が足りなかった、生活動線が良くなかった、オプションで付けた機能をほとんど使わない、コンセントが足りなかった、など、自由とはいえ上手くいかないこともあるようです。

費用面での後悔もあります。

要望を入れすぎて費用がかさんだ、予算オーバーで仕方なく妥協した部分がある、など気持ちのブレーキの掛け方が難しいようです。

注文住宅を購入するときの注意点


注文住宅特有の注意点は住宅会社選びです。

会社選びでつまずいてしまうと、自分たちの希望の住宅が遠のいてしまいます。

ハウスメーカーや工務店、設計事務所など、多彩な会社の中から最適な一社を見つけなければなりません。そのための情報収集に力を入れてください。

注文住宅と一口に言っても、住宅会社によって自由にできる範囲は限られます。

得意なつくり方や、デザイン、おすすめの住宅設備メーカーも会社によって変わるのです。

自分たちの予算や叶えたいこと、間取りやデザインについての要望など、伝えたいことをより多く具体的にしましょう。

そのための情報収集は大変かもしれません。ですが、時間をかけて決めた家のイメージこそ、しっかり反映してくれる会社が見つかるポイントです。

建売住宅と注文住宅|どちらかを選ぶ決め手

建売住宅か注文住宅、どちらかを選ぶときの決め手をご紹介します。

視点は、「工夫を凝らせる違い」、「購入の流れの違い」、「わかりやすさの違い」の3つです。

住宅スタイルそれぞれのメリット・デメリットをまとめるとこれら3つのポイントに分けられます。

建  売  住  宅注  文  住  宅
工夫を凝らせる違い・間取りや設備が自由に選べない
・類似した住宅になりがちである
・土地と建物の一括検討
・家づくりの自由度が高い
・オリジナリティを出すことが可能
・土地の購入からこだわれる
購入の流れの違い・土地と住まいの一括購入
・手続きがわかりやすい
・住宅ローンの手続きがシンプル
・土地と住まいの購入が別々
・打合せや決めることが多い
・住宅ローンの仕組みが複雑
わかりやすさの違い・実物を見て購入するこできる
・トータルコストが明確
・購入から入居までの期間が短い
・イメージ通りにならないこともある
・こだわりすぎると予算が上がる
・完成までに時間がかかる

ご自分たちが住宅を欲しい「目的」に沿って、適した方法を選ぶためのポイントを解説していきます。

建売住宅 vs 注文住宅: 「工夫を凝らせる違い」


間取りやデザインの自由度は注文住宅が優っています。

家に対するこだわりがあって、自分たちの思い通りの家を作りたい。

そのためには時間もコストも費やしていい方は、注文住宅を選ぶべきです。

オーダーメイドにしかない魅力を味わえる分、出来上がるまでに大変なこともあるのが注文住宅です。そして、こだわりとコストは比例します。

建売住宅は、自分たちの希望を盛り込むことは難しいです。

ですが、生活しながら時間をかけて自分たちらしく変えていける方、条件や制限がある空間でも楽しめる方は、こだわった建売住宅探しがおすすめです。

ハウスビルダーの建物はシンプルですが、それぞれの色はあります。

ハウスメーカーならではのノウハウを生かした住宅や、地元ビルダーが工夫を重ねてプランした住宅もあります。

建売住宅ではつくる会社にこだわれるのです。

建売住宅 vs 注文住宅: 「購入の流れの違い」


建売住宅では購入代金を1回で支払います。

このため、住宅ローンも土地と建物を合わせたシンプルな手続きです。

反対に、注文住宅では先に土地代金のみを支払います。

自分の所有になると建築を始め、完成後に建物代金を支払います。

それぞれの代金が必要なときに、融資を受ける単純な流れではないので、住宅ローン手続きを2回行うイメージです。

物件の引き渡しを受けるまでの打ち合わせも、それぞれで趣が変わります。

建売住宅では売主からの説明と買主からの質問と表現する方が適当です。

注文住宅では少しオーバーな言い方ですが、決め事が出てきたときには「打ち合わせ」です。

建築工事が始まってから現れる決め事がわずらわしいことあります。

方向性が決まるまで工事が止まることもありえるからです。

建売住宅 vs 注文住宅: 「わかりやすさの違い」


完成済みの建売住宅であれば、実物を見て検討できます。

工事前の物件を決めることができれば、建築中の過程も確かめられます。同じ仕様の物件を他で見ることで、仕上りのイメージもつかみやすいでしょう。

また、物件価格は変動しないので、トータル予算の見込みもたてやすいです。

そして、外回りの工事まで完了した状態で引渡しを受けるので、引越しなどの段取りも前もって進められます。


注文住宅では、自分たちと同じ仕様の建物がほかに無いので、完成した実物で確認するほかありません。

確定した金額で工事を発注するわけですが、工事途中で追加の希望がでたとき、イメージと違う部分を見つけたときなどは、場合により追加費用で変更してもらうことになりかねません。

土地が見つからないと、建物の話しも進められません。新生活のスタートラインに立てるまで、諦めない心をもつことが大切です。

自分たちの家をしっかり選び抜くためのまとめ


最初に、家を手にする「目的」を明らかにしましょう。目的に沿って、建売住宅と注文住宅の違いを理解することで、自分たち目線のメリットとデメリットが見てきます。

住宅スタイルの違いを、特徴として知ってください。良し悪しだけの見方でだけでなく、特徴を表と裏の両面から見つめてください。

どちらの住宅スタイルにとっても土地への視点も忘れずに。土地や周辺環境にも目を配ってください。


建売住宅の特徴や魅力は、自由さはないものの、総じてわかりやすくシンプルであることです。注文住宅に比べて価格が割安な傾向にありますから、新生活とともに新しい趣味などにも目を向けられます。

また、建売住宅にはマイナスなイメージもありますが、事実ではあるものの、ネットにはでてこない理由があります。

そして建売住宅を選ぶときには、同じ物件にライバルがいるかもいれません。適切な決断には、前もって希望や条件が整っているとよいでしょう。


注文住宅は、自分たちの希望を取り入れてもらえる自由さが魅力です。注文者が家づくりに参加できるスタイルならではの、楽しさや大変さがあります。

また、注文住宅だからこその、失敗に気づいたときの後悔があります。土地や建物、費用面での「こんなはずじゃなかった」がありますので、情報収集が欠かせません。

そして、大切な住宅会社選びです。自分たちの希望や条件を受け止めてくれる会社をみつけることが大切です。


建売住宅と注文住宅、選ぶ決め手は「工夫を凝らせる違い」、「購入の流れの違い」、「わかりやすさの違い」の3つです。

「工夫を凝らせる違い」には、自由度やオリジナリティに違いはあるものの、住宅スタイルそれぞれの楽しみ方があります。

「購入の流れの違い」には、土地や建物の取得の仕方、打ち合わせの回数や住宅ローンの手続きにローンの流れなどが、それぞれで変わります。

「わかりやすさの違い」は、建物の仕上がり具合や費用面、新生活を迎えるまでのスケジュールなどの見通しです。家の購入には不測の事態もあるのです。


住宅選びのスタートは、それぞれの特徴を知ることではなく、自分たちの進む方向を決めたときです。ぜひ、建売住宅と注文住宅の違いを知って、思いを叶えた住宅を手に入れてください。


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