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COLUMN

2023.09.22
購入の基礎

建売住宅の立会いチェックリスト|内覧会で見るべきポイントを伝授

内覧会は、購入した建売住宅の引き渡しを受けるまえに、売主と物件の状態を確認する場です。

不具合をしっかり指摘して、納得のいく状態で引き渡しを受けたいのは、どなたも一緒でしょう。

ところが、具体的に何をチェックしたらよいか、わからないという人も多いのです。

私は、ハウスビルダーにいた頃には社内検査も担当していました。

検査をするのは、品質のよい住宅をお客様にお渡しするためです。

ですから、検査担当者は細かいところにまで目を届かせるために、知識が豊富でなければならなかったのです。

そこで、建売住宅の内覧会で確認すべきポイントを、チェックリストとしてまとめました

住宅の専門家のようにつかえるチェックリストを活用いただくことで、より不具合のない物件を、安心して引渡してもらえます

内覧会の立ち合いで見るべきところがしっかりわかって、見落としの不安をなくしたい方は、ぜひお読みください

目次

建売住宅の内覧会で活用したいチェックリスト

内覧会とは、注文住宅では「施主検査」または「竣工検査」とも言われ、物件引渡し前の最終確認の場です。

建物は設計図どおりか、キズや汚れがないかどうか、その仕上がりを確認して、不具合があれば、手直しをお願することになります。

物件の状態を、より細かく確認するためにも、チェックリストを準備します。

チェックリストは、内覧会で確認すべきポイントが整理されています

そして、リスト通りに確認を進めていけるので、見落としを防いでくれます

内覧会では、限られた時間のなかで、効率的にチェックしなければなりません

入居後に見つかったキズなどは、もともとあったのか判断できない場合があり、有償になるときがあります。

チェックリストがあることで、引渡し前に不具合が見つけられて、手直しをお願いすることができます。

内覧時にチェックリストがおすすめな理由


内覧会ではチェック漏れがないよう、チェックリストを持参して細かく確認することをおすすめします。

チェックリストがあれば、住宅の専門家ではなくても、多くの方が検査を進めることができます

内覧会では、チェックする項目がたくさんあります。そして、時間には制限があります。

内覧会当日のチェックリストを把握しておくことで、気持ちに余裕ができます

すると、細かなところにも目が向きやすくなります。

またチェックリストがあると、一部屋ずつ、同じ順序で確認していくことができます。

例えば、『床⇒壁⇒天井』と決まった順番で見ていけるので、見落としが減ります。

そしてチェックリストは、使いかたに工夫もできます。

「①キズ」などと項目ごとに番号をつけておくことで、指摘事項を番号で効率よく記録できます。

戸建住宅の内覧会で押さえておきたい注意点


内覧会の所要時間は、家の広さなどにもよりますが、通常は2時間程度です

ご自分たちがチェックする時間にくわえて、売主から説明を受ける時間も含まれます。

心置きなくチェックしたい方は、さらに時間に余裕をみておきましょう。

また内覧には、ご家族そろってなど複数の方で立ち会いましょう。時間を効率的につかえます

例えば「床を確認する係」「壁と天井を確認する係」で役割分担すれば、一部屋を見る時間が短縮できます。

そして、物件チェックのほかにも、確認事項などがあったら、前もってリスト化しておきましょう。

内覧会が終わると、売主担当者に会えるのは物件の引渡しのときになります。

直接聞く機会がありませんので、内覧時に確認しましょう。

内覧会当日の流れをスムーズに進めるコツ


内覧会では、予定されていることを一つずつ進めていきましょう。

当日は、物件チェック・売主担当者との指摘事項の共有・引渡しに向けたスケジュールの打ち合わせなどを行います。

売主によっては、住宅設備の使用方法や、建材のお手入れ方法などの取扱いや注意点なども説明してくれます。

複数のことを同時に進めると、大事な不具合を見落としてしまう怖れがあります

また内覧は、部屋ごとに進めるのがオススメです

部屋を行き来しながらのチェックは見落としの原因になりますし、時間もかかります。

そして、部屋のなかの採寸などは、立会いが完了してからにしましょう。

売主担当者も予定があります。

一般的には不動産会社も同席しますので、ご自分たちのみで確認したい内容は最後にします。

内覧会の立会いでチェックを進めていくときの心得

内覧会では、ご自分たちの目でしっかりと物件を確認し、気になったところは遠慮なく売主担当者へ伝えましょう。

基本的には、指摘することが多くても、売主の印象が悪くなることはありません

しっかりと見てもらうほうが、売主・買主双方にとって、納得できる引渡しができます。

ただし、建物は手作業で作られています。内装などの仕上がり具合にも限界があります。

粗探しになりすぎず、そうかと言って遠慮がちになることもなく、ご自分たちの許容範囲を考えながら指摘していきましょう

売主担当者も、立会いが始まる前は不安なものです。

お互いがよい雰囲気のなかで、コミュニケーションを取り合いながら、スムーズに進行する内覧会にしましょう。

内覧会時にでてきた質問や疑問は確認を忘れずに


内覧時に指摘した内容や、売主から説明を受けたことのほかにも、わからないことなどがでてきたときは、その場で質問しましょう

気になる点があれば、小さなことでも売主担当者に質問することで、不安を解消できます。

とくに、住宅には様々な専門用語が使われます。

内覧時の売主からの説明では、聞きなれない言葉がたくさんでてくるでしょう。

専門用語を交えながらの説明は、理解できないときがあるうえに、記憶に残らないこともあります

売主担当者が説明していたとしても、聞き覚えがなく、あとでトラブルになるケースもあり得ます。

わからないことが出てきたときは、遠慮せずに質問する・不安なことはしっかりと伝えることが大切です。

売主担当者の見解にも聞く耳をもとう


初めての住宅購入であり内覧会、新しい住宅の仕上がりを初めて見る方は多いです。

初めて見る方にとっては、正しい仕上がりであっても、不具合ではないかと感じることがあります。

感じた点を指摘すると、売主担当者は「不具合ではない」と理由を説明してくれます。

ところが、その説明に納得できないばかりか、言い逃れのようにとらえてしまう方もしばしばいらっしゃいます。

このような場合、買主が感情的になってしまい、冷静な話し合いができず内覧会が進まなくなってしまうときがあります。

後日、売主担当者の説明の根拠などを提示してもらうことにして、落ち着いてチェックを進めましょう。

お互いに気持ちよく引き渡しができるように、相手の見解にも耳を傾けることが大切です。

手直し工事の完了日を考慮して引渡し日を決める


内覧会で見つかった不具合を手直しする場合、内容によっては工事業者を手配しなければなりません。

完了までに日数がかかるときもあります。

内覧が終わり、指摘内容をすべて伝えたら、完了までにかかる概ねの日数を教えてもらいます

そのときに、関係者が立ち会って、手直し完了後の再立会いを行うか確認します。

売主によって立ち会う場合もあり、立ち会わない場合もあります。

売主が立ち会わないときは、不動産会社のみが立ち会うことが多いです。

手直しの完了予定日、再立会いの予定をふまえて、物件引渡しの日程を打ち合わせます

指摘内容によりますが、手直しが終わるまでに1週間はかかることが多いです。

手直し完了の確認時間も含めて、引渡しの日程を決めましょう。

引渡し直後に見つかった不具合の連絡・対処方法を聞く


内覧時には、見つけることのできなかった不具合もあります。

限られた時間のなかの確認作業ですし、お住まいにならないとわからないこともおります。

売主は、土地や建物についてアフターサービスの保証書を発行してくれます。

アフターサービスを受け付ける専門ダイヤルがあり、引渡し後の不具合は、担当が変わることが一般的です。

ところが、引渡しを受けた直後や引越しの最中などに、急な不具合がでることが稀にあります

そのようなとき、定休日ですと連絡がつかず、すぐに見てもらえません。

引渡し直後や引越しの最中などに、急なお願いをしたいときの売主の対応方法を確認しましょう

売主担当者のいる店舗が窓口となるなど、相談先を教えてくれます。

内覧の際は、一部屋ごとにチェックを進めていくと、流れがスムーズです

また、「天井⇒壁⇒床」などの順序をつけておくと、見逃しが少なくなります。

各部屋に共通することとして、「天井」「壁」「床」「ドア」「サッシ窓」があります

「天井」は、クロスのキズや汚れ、めくれやシワをチェックします。

「壁」も同様に、クロスのキズや汚れ、めくれやシワをチェックします。

「床」は、キズ、歩くと軋む“床鳴り”、床の留付不良の“床の浮き”をチェックします。

「ドア」は、キズ、開閉具合、建付け、レバーハンドルの動作確認などをチェックします。

「サッシ窓」は、サッシ枠のキズやへこみ、開閉具合、鍵・防犯ロックのかかり具合などをチェックします。

外回りや、各部屋のチェックリストでは、ぜひ確認していただきたい「要チェック」ポイントもご紹介しています。

外回りのチェックリスト


・基礎の表面にひび割れ、一部分だけ水のシミがないか

・外壁にひび割れがないか、外壁の継ぎ目のシーリングに隙間ないか

・カースペースのコンクリートにひび割れはないか

・物件と隣接地のあいだで越境物はないか

・土地の境界標はすべて明示されているか

建物外部 外壁 基礎 雨樋
外壁①キズ ②ヒビ割れ ③汚れ ④外壁材の浮き ⑤シーリング施工不良
基礎①キズ ②ヒビ割れ ③汚れ ④水のシミ
雨樋①取付不良 ②キズ ③割れ
インターホン①動作不良
カースペース①土間コンクリートクラック ②土間コンクリート汚れ
土地境界①境界標未設置 ②越境物確認

玄関・廊下部分のチェックリスト


・玄関ポーチ、土間タイルの目地に隙間はないか

・タイルを軽くたたいたときに空洞になっていないか(タイルの浮き)

・下駄箱の取付けにゆがみはないか

・玄関収納の稼働棚は、すべてのレール、ブラケットに入るか

・玄関ドアのラッチのかかり具合は正常か

玄関 ポーチ 玄関ホール 廊下
玄関ポーチ①タイルのキズ ②タイルの汚れ ③タイルの浮き ④タイル目地の施工不良
玄関ドア①キズ ②開閉不良 ③カギのかかり具合
玄関収納①扉の開閉不良 ②棚の取付不良 ③キズ
①キズ ②床鳴り ③床の浮き
①クロスのキズ ②クロスの汚れ ③クロスのはがれ ④クロスのシワ
天井①クロスのキズ ②クロスの汚れ ③クロスのはがれ ④クロスのシワ
巾木・廻り縁①キズ ②汚れ ③浮き ④止付け不良
サッシ①キズ ②開閉不良 ③建付け ④カギ・ストッパーのかかり具合 ⑤ビスの抜け

リビング・ダイニング、各居室のチェックリスト


・一部分の床だけ、高さが違うところはないか

・1階の室内を歩いたときに、床下から金属音がしないか

・サッシ窓、室内ドアの枠にグラつきはないか

・巾木や廻り縁に釘の出っ張りはないか

・室内ドアのラッチのかかり具合は正常か

リビング・ダイニング 各居室(洋室・和室)
①キズ ②床鳴り ③床の浮き
①クロスのキズ ②クロスの汚れ ③クロスのはがれ ④クロスのシワ
天井①クロスのキズ ②クロスの汚れ ③クロスのはがれ ④クロスのシワ
巾木・廻り縁①キズ ②汚れ ③浮き ④止付け不良
ドア①キズ ②開閉不良 ③建付け
サッシ①キズ ②開閉不良 ③建付け ④カギ・ストッパーのかかり具合 ⑤ビスの抜け
収納 扉①扉のキズ ②扉の汚れ ③扉の開閉不良 ④扉の開閉時の異音
収納 棚①棚の取付不良 ②ハンガーパイプ取付不良 ③棚・ハンガーパイプのキズ
収納 内部①天井のキズ ②壁のキズ ②床のキズ

キッチンのチェックリスト


・キッチンキャビネット内の給排水管の接続は正常か

・キッチンパネルのシーリングに施工不良はないか

・水栓金具の動作に問題はないか

・キッチンのワークトップ(天板)はしっかり固定されているか

・床下点検口の枠はしっかり固定されているか

・床下収納庫かある場合、ケースに割れなどはないか

キッチン
①キズ ②床鳴り ③床の浮き
①クロスのキズ ②クロスの汚れ ③クロスのはがれ ④クロスのシワ
天井①クロスのキズ ②クロスの汚れ ③クロスのはがれ ④クロスのシワ
巾木・廻り縁①キズ ②汚れ ③浮き ④止付け不良
サッシ①キズ ②開閉不良 ③建付け ④カギ・ストッパーのかかり具合 ⑤ビスの抜け
キッチン 扉①キズ ②開閉不良 ③建付け
キッチン 天板①ワークトップキズ ②ワークトップ汚れ ③シーリング施工不良
キッチン 収納①スライドレール動作不良 ②棚の取付不良
キッチン パネル①キズ ②汚れ ③取付不良
キッチン 換気扇①動作不良 ②異音
キッチン 水栓①出水不良 ②ハンドルレバー取付不良 ③キャビネット内給排水管施工不良
床下①漏水 ②配管施工不良 ③床下未清掃

洗面室のチェックリスト


・洗面化粧台キャビネット内の給排水管の接続は正常か

・床下点検口がある場合、内部の漏水・断熱材の施工不良・配管の施工不良・ゴミはないか

・巾木や廻り縁に釘の出っ張りはないか

・サッシ窓、室内ドアの枠にグラつきはないか

・洗面化粧台の給水と排水は正常か、異音はないか

洗面室
①キズ ②床鳴り ③床の浮き
①クロスのキズ ②クロスの汚れ ③クロスのはがれ ④タオル掛け固定不良
天井①クロスのキズ ②クロスの汚れ ③クロスのはがれ
巾木・廻り縁①キズ ②汚れ ③浮き ④止付け不良
サッシ①キズ ②開閉不良 ③建付け ④カギ・ストッパーのかかり具合 ⑤ビスの抜け
収納 扉①扉のキズ ②扉の汚れ ③扉の開閉不良 ④扉の開閉時の異音
収納 棚①棚の取付不良 ②ハンガーパイプ取付不良 ③棚・ハンガーパイプのキズ
収納 内部①天井のキズ ②壁のキズ ②床のキズ
床下①漏水 ②配管施工不良 ③床下未清掃
洗面化粧台
洗面ボウル①洗面ボウルのキズ ②洗面ボウルの汚れ ③洗面ボウルの割れ
水栓①出水不良 ②ハンドルレバー取付不良
キャビネット①扉キズ ②扉開閉不良 ③スライドレール動作不良 ④給排水管施工不良

ユニットバスのチェックリスト


・天井、壁、床にグラつきや浮きはないか

・浴室は床面と壁、天井と壁にすきまはないか

・シャワーと洗い場水栓の給水と排水は正常か、異音はないか

・天井点検口の内部で構造体に異常はないか、ゴミはないか

・給湯リモコンは通電しているか

ユニットバス
①キズ ②汚れ
①キズ ②汚れ
天井①キズ ②汚れ
①開閉不良 ②キズ ③汚れ ④タオル掛け固定不良
浴槽①キズ ②汚れ ③割れ ④手すり取付不良
サッシ①キズ ②開閉不良 ③カギ
水栓①シャワー出水不良 ②洗い場水栓出水不良
浴室設備①換気扇動作不良 ②換気扇異音 ③浴室乾燥機動作不良 ④浴室乾燥機異音
アクセサリー①鏡取付不良 ②収納棚固定不良 ③手摺固定不良 ④フック固定不良

トイレのチェックリスト


・排水時に異音はないか、水量に問題はないか

・便器の取り付け位置に曲がりはないか

・巾木や廻り縁に釘の出っ張りはないか

・サッシ窓、室内ドアの枠にグラつきはないか

・便器に座ったとき、室内に違和感はないか

トイレ
①キズ ②床鳴り ③床の浮き
①クロスのキズ ②クロスの汚れ ③クロスのはがれ
天井①クロスのキズ ②クロスの汚れ ③クロスのはがれ
巾木・廻り縁①キズ ②汚れ ③浮き ④止付け不良
ドア①キズ ②開閉不良 ③建付け
サッシ①キズ ②開閉不良 ③建付け
アクセサリー①ペーパーホルダー固定不良 ②手すり固定不良 ③タオルリング固定不良

階段・2F廊下・天井裏のチェックリスト

・階段の踏板、蹴込み板、巾木に釘の出っ張りはないか

・階段の踏板、蹴込み板はしっかり固定されているか

・階段手摺はしっかり固定されているか

・廊下の巾木や廻り縁に釘の出っ張りはないか

・天井裏の見える範囲に雨染みのようなものはないか

階段 2階廊下 天井裏
①キズ ②床鳴り ③床の浮き
①クロスのキズ ②クロスの汚れ ③クロスのはがれ
天井①クロスのキズ ②クロスの汚れ ③クロスのはがれ
巾木・廻り縁①キズ ②汚れ ③浮き ④止付け不良
サッシ①キズ ②開閉不良 ③建付け ④カギ・ストッパーのかかり具合 ⑤ビスの抜け
収納 扉①扉のキズ ②扉の汚れ ③扉の開閉不良 ④扉の開閉時の異音
収納 棚①棚の取付不良 ②ハンガーパイプ取付不良
収納 内部①天井のキズ ②壁のキズ ②床のキズ
階段 踏板①キズ ②汚れ ③固定不(軋み)
階段 蹴込板①キズ ②汚れ ③固定不良(異音)
階段手すり①固定不良 ②キズ
屋根裏①雨漏り ②断熱材施工不良 ③電気配線施工不良

バルコニーのチェックリスト


・床の防水にひび割れはないか

・防水の立ち上がりに施工不良はないか

・手摺りにグラつきはないか

・バルコニーから外壁を見たときに、キズ、割れ、汚れなどはないか

・物干し金物にグラつきはないか

バルコニー 屋根
手すり①キズ ②取付不良
物干し金物①キズ ②固定不良 ③動作不良
外壁①キズ ②ヒビ割れ ③汚れ ④外壁材の浮き ⑤シーリング施工不良
床 防水①割れ ②汚れ ③防水施工不良
屋根①屋根材施工不良 ②雪止金具施工不良

チェックリストの不具合の見つけ方を画像で解説

ここからご紹介する不具合の見つけ方は、特別な道具も必要なく、どなたにでもできる方法です

また、排水や換気など、入居してから発覚すると大変なストレスになるチェックポイントです。

安心して、お引越しと入居をするためにも、ぜひご確認ください。

そして、ドアやサッシ窓、キッチンなどの収納扉や住宅設備のハンドルレバーなど、動かせるものは全て動かしてみましょう

動かすことで、異音や動作の違和感を確認することができます。

各部のキズ確認


フローリングやクロス、ドアなどのキズは、内覧時にできるだけ発見・指摘できることが望ましいです

キズのほかにも凹みや破れ、剥がれなど状態は様々です

またダーク系の色合いの建材などは比較的キズを見つけやすいですが、ライト系特に白系の建材はキズが目立ちにくい印象があります。

床や壁について正面や真上から見るよりも、目線を平行にすると見つけやすいときがあります。

上記画像は日の当たりづらい場所で懐中電灯の光を当ててみたものです。

このような光の角度で確認していくとキズなどが影になり見つけやすいときがあります。

目線もこの角度と同じイメージです。

給水管の漏水確認


給水管の接続不良などがあると、壁の内側や床下などで漏水します。

修復は大きな工事になってしまいます。

まず床下や建物外周の基礎部分を確認します。

給水管には常に水圧がかかっていますから、配管の小さな隙間であっても水は漏れ出します。

事前に給水栓が開いていればすぐに確認できます。

基礎表面に一部だけ濡れている箇所(基礎の上から下まで)が発見された場合は漏水の可能性があります。

床下や基礎部分は排水テストを行う前に確認してください

排水テストのあとになりますと給排水いずれの漏水か判別がつかなくなります

キッチンや洗面化粧台などの目視できる部分については排水テストで水を流したときに確認してください。

水回りの排水テスト


排水管の接続不良などでは、壁や天井の内側、床下などで漏水します。

給水管と同様に大きな工事になってしまいます。引越し後すぐの漏水はおおごとですので、確認しましょう。

道路から敷地内のすぐのところに排水の最終升があります。

フタを開けて建物内から水が流れてくるのを確認するために一人待機します。

もう一人の方が洗面所・浴室・キッチン、1・2階のトイレなどから、一カ所ずつ水を流します。

必ず1カ所から水を流し、外まで流れてきたのが確認出来たら次の場所に移って下さい

同時に水を流してしまうと、配管の接続不良がどの場所か、わからないからです

最終升まで水が流れてきたら排水管の接続に問題はないでしょう。

建物内は、キッチンや洗面化粧台のキャビネットを開けて漏水がないか確認します。

また、床下点検口を開けて床下の漏水の有無を確認します。

キッチンなどの換気扇の排気確認


調理中の煙は、レンジ台上部フードから外に排気されます。

途中に施工不良などがあると、煙などの排気が止まり、室内に逆流します

レンジ台などの換気扇をつけた状態で、建物外の排気口から風がでていることを確認します

異音が出ていないかも確認しましょう。

手摺や棚の取付け確認

“バルコニー”・“室内階段”・“トイレ”・“ユニットバス”の各手摺り、収納内のハンガーパイプや棚の取付け状況を確認します。

取付けビスなどの打ち込み忘れが一部にあると十分な固定がされません。

目視ではわかりにくい部分ですので手作業で固定具合を確認してください。

基礎や車庫のコンクリートクラック(ひび割れ)


住宅基礎の表面は、一般的にモルタルを塗り仕上げてあります。

そのモルタルのみにクラックが入ってしまう状況があります。

ごく細いクラック(ヘアークラックと呼びます)は、基礎本体には影響がありません。

幅2~3mmを超えるクラックの場合は基礎本体への影響を疑う必要があります

また、車庫コンクリートは表面の仕上げ塗りを行いません

クラックがある場合は、コンクリート本体のものです

2階天井裏の点検口


2階の天井には屋根裏に入る為の点検口が設けてあります。

脚立などが必要ですが、点検口からは屋根裏の隅々まで見渡せます。

中は暗いですので、懐中電灯などで屋根裏に雨染みやカビなどの有無を確認してください。

一部分だけ木の色が変色していた場合は雨水が侵入している可能性があります

入居前の内覧会でチェックリストを活用しつくすためのまとめ

内覧会では、限られた時間のなかで、効率的にチェックしなければなりません。

チェックリストがあれば、住宅の専門家ではなくても、多くの方が検査を進めることができます。

また、確認項目をチェックリストで把握しておくと気持ちに余裕ができ、細かなところにも目が向きやすくなります。


内覧会では、ご自分たちの目でしっかりと物件を確認し、気になったところは遠慮なく売主担当者へ伝えましょう。

わからなことや疑問がでたら、その場で確認します。

不具合に見えても、正しい工事方法のときもあります。

売主担当者の説明にも冷静に耳を傾けましょう。


内覧の際は、一部屋ごとにチェックを進めていくと、流れがスムーズです。

また、ご家族そろってなど複数の方で立ち会うと、時間を効率的につかえます。

例えば「床を確認する係」「壁と天井を確認する係」で役割分担すれば、一部屋を見る時間が短縮できます。


特別な道具をもっていなくても、不具合を確認できる方法をご紹介しています。

とくに、排水や換気の不具合は、入居してから発覚すると大変なストレスになるチェックポイントです。

そして、ドアやサッシ窓など、動かせるものは全て動かしてみましょう。

動かすことで、異音や動作の違和感を確認することができます。


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より多くの方の目で、確かめたほうが見落としを減らせますし、住宅検査の経験もある代表が、専門家の視点でチェックいたします。

もし不具合の指摘に気が引けてしまうのなら、弊社が代わりに売主にお伝えもします。

また、内覧中に分からないことや疑問がありましたら、その場で解決いたします。

建売住宅ができあがるまでの、多くの過程に携わってきた代表の、知識と経験をもとにアドバイスいたします。

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